スタートギリギリに会場に到着したFrogですが、雅子さんはいずこに?と、キョロキョロしていると、隣にいた若い方がパソコンで動画を流しながら話し始めてビックリ!ずいぶんお若い女子だったんですね~。名前がやや古風なのでてっきりベテランさんかと思い込んでおりまた。
動画では、ぶどう園の様子から、収穫、破砕、圧搾、仕込み、瓶詰めなどなどが紹介されましたが、驚いたのは、ガチョウが何羽か飼われていること(害虫取り)、瓶詰めの様子(樽からポリタンクみたいなものに手で移し、そこから漏斗で瓶に入れてました)、ラベルを糊で貼っていること、でした。これは、家内制手工業ってヤツですね。手作り感がハンパないです。
感心したところで、新種のデラウェアで乾杯~。
フレッシュな柑橘と酸味が心地よいです。優しい感じがよいですね。舌の上で、細かなプチプチが小躍りするような感触もあります。
本日のリストとワインたち。
赤は、さだおスペシャルから。雅子さんのお祖父様のさだおさんによる赤ワイン。
スチューベン10%、ピオーネ60%、残りがヤマソーヴィニヨン。
香りは少し柔らかな甘さがありますが、味わいは香りよりも辛口、枯葉っぽい乾いた感じもあり。軽い苦味が美味しいです。
マスカット・ベーリーAは、サカタとカワヨコの2種類で名前は地名から。
サカタは粘土質でジューシーな葡萄が収穫されるそう。発酵は4日間。雅子さんのイメージは、もっと酸を入れたいとのこと。スパークリングを作りたいとも仰ってました。
味わいは、ほんのりとした甘さと少し乾いた感じのロゼ。
カワヨコは水捌けよいすなちで樹齢30年以上の葡萄を1週間発酵したもの。
カワタに比べて、かなり深みがあり、プチプチとした微発泡を感じます。軽い黒糖感があり、ストロベリーのニュアンスが強め。Frogの好みのマスカット・ベーリーAです。
ヤマソーヴィニヨン。
パーマ液っぽい&ワイルドベリーの感じがほのかにします。飲み口は甘さはあまりなく、ベリーの野性味をライトに感じます。
山ぶどうは、まさしくワイルドな土着系のベリーが凝縮されていて、渋みも結構感じます。色合いは黒みがかった深い赤紫色。濃いめのチーズと合わせたいですね。
全体的には、優しくライトな感じが特徴的でした。なんとなく身体にも良さそうですし、日本の食卓にはcomfortableなワイン達です。ただ、スイスイと口に入ってしまうので、飲み過ぎにはかなり要注意です。
雅子さんと記念写真。
大変な手間をかけてワインを造られているんだなぁと、あらためて実感した会でした。
雅子さん、これからもどんどん美味しいワインを造ってくださいね~。
そして帰宅後、飲みかけのダイヤモンド甲州下岩崎を飲みつつ、本日の会を振り返る……ワンモアグラスが止まらない、Frogなのでした。
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