北海道/ドメーヌ・ユイ T6 ペティアンブラン2020
1年300日以上は日本ワインを飲んでいるFrog🐸です。
「ただ飲む人」ですが、日本ワインが好きすぎて❤️、ほぼ毎日のように飲んでいる日本ワインのレビューが370種を超えました。
今回は、北海道・余市の「ドメーヌ・ユイ T6 ペティアンブラン2020」について飲んでみた感想をお伝えしたいと思います。
ドメーヌ・ユイさんのワインは、昨年1月にポートランドを飲んだのが初めてで、今回2本めとなります。
商品スペック
県 | 北海道・余市 |
ワイナリー | ドメーヌ・ユイ |
ワイン名 | T6 ペティアンブラン 2020 |
品種 | ナイアガラ |
ALC度数 | 8.5% |
収穫年 | 2020年 |
価格 | 2200円(税込) |
ワイナリーコメント
「樹齢30年の古木のナイアガラを無農薬で栽培し、亜硫酸を加えずに野生酵母で発酵させました。儚い香りと爽やかな酸を閉じ込めた繊細なスパークリングです。」
これまでドメーヌユイの T 圃場は5番目の区画までしかありませんでしたが、この6番区画 は今年の4月に離農する隣のおじいちゃんから譲っていただきました。これまではたくさん実 をならせるタイプの慣行農法、それに合わせた大きく枝を伸ばした古木ばかりだったので、いき なりの無農薬、無肥料で木はとても驚いたと思います。糖度が中々上がらず大変でした。
ナイアガラはラブルスカの中でも品種香のとても強いブドウです。このワインはできるだけ 品種香を強く出さないように、ヴィニフェラのワインのような高貴な印象に近づけるというコ ンセプトで作りました。2020 年式ユーロプレス(closed type)の7番クレマンプログラムに更に 時間軸を横に伸ばす改変を加え、搾汁率の低いナイアガラでもできるだけ果皮の部分を傷つけ ずにゆっくり丁寧に抽出できるようなプログラムにしました。およそ5時間かけて絞るため、ジ ュースの段階での程よい酸化があり、ワインの色が琥珀色になっています。
最終糖度が上がらな かったためキュベとしてはやや弱いと感じましたが、亜硫酸を添加せず、ペティアンにすること で瓶の中を還元状態に少し戻し、ナチュラル かつフレッシュな状態を保っています。
Frog🐸が「ドメーヌ・ユイ T6 ペティアンブラン2020」を飲んでみた❗️
見た目
色合いは黄金色に近いレモンイエロー。オレンジっぽいニュアンスがあります。泡は細かいけれども、そこまでも小さくないようなイメージで発泡は強くはありません。
香り
ザ・ナイアガラの香り。ライムや緑のレモン🍋のような柑橘と、ハーブのようなミントのようなかなり青っぽい香りがしますが、鼻腔へのあたりは柔らかいです。
味わい
香りどおりの、そして期待通りのザ・ナイアガラの独特な味わいです。が、バンっとくる感じではなく、そっと差し出すような、そんな優しさがありますね。
ライムや緑のレモンのような苦味ある柑橘のイメージ、そして若々しいハーヴのイメージ、軽いタッチの泡が心地よく、喉越しはドライ。後半に心地よい酸と、本当にほのかな、微かな甘みを感じます。
ナイアガラって、どんな食事に合わせたら良いかちょっと悩むのですが、このナイアガラは、ハーヴチキンなんかと合いそうかなと思いました。
全体的な印象
全般的には、いわゆるナイアガラの味わいに加え、青リンゴみたいな雰囲気もありますね。
個人的には、もう少し泡が強くても良いかなとは思いましたが、ただ口中でのあたりが優しく喉越しがcomfortableな感じですので、これはこれでおいしいかな〜🐸と思います。丁寧に作られたナチュラルな印象です。
Frog’s 気に入り度
Frog’s 気に入り度 3.6Frog🐸
ドメーヌ・ユイさんの杉山さん(男性)には、多分、2年前の東京のコップの会でお会いしたことがあります。これから余市でワイン造りをされるという話をお聞きした記憶があり、そして今、このワインを飲んでいるんだな〜と、あらためて感じ入りました🐸
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