山梨/旭洋酒 ソレイユ ヴー ブラン2020
1年300日以上は日本ワインを飲んでいるFrog🐸です。
「ただ飲む人」ですが、日本ワインが好きすぎて❤️、ほぼ毎日のように飲んでいる日本ワインのレビューが400種を超えました。
今回は、山梨県にある 旭洋酒さんの「ソレイユ ヴー ブラン2020」を飲んだ感想をお伝えしたいと思います。
こちらは、旧 「千野甲州ノンバリック」がタイトル呼称をリニューアルしたもの。
減農薬・肥料で育てた千野ヤマヂ一文字短梢の甲州を使用しているそうです。
商品スペック
県 | 山梨県 |
ワイナリー | 旭洋酒 |
ワイン名 | ソレイユ ヴー ブラン2020 |
品種 | 甲州市塩山千野ヤマヂ産甲州種100% |
ALC度数 | 11.5% |
収穫年 | 2020年 |
価格 | 2420円(税込) |
ワイナリーコメント
製法、及びテイスティング
小川孝郎・崇両氏が減農薬・肥料・育てる、千野ヤマヂ一文字短梢の甲州をステンレスバレルで嫌気的に醗酵させ、ブドウの素性とフレッシュさが際立つワインに仕上げました。
慣行農家の半分以下の農薬使用量のためそれなりに病気が出ますが、大勢で念入りに病果を除去しながらの収穫が恒例となっています。ホールバンチで優しくゆっくりとプレス、ステンレスバレルで発酵後も酸素との接触を極力抑え、定期的にバトナージュしながら滓とともに4か月間熟成、春に丁寧に滓を引いてノンフィルターで生詰しています。微かに緑がかった透明感のある仕上りです。
2020年は記録的な長雨とその後の猛暑で糖度が伸び悩みましたが、この畑の持ち味の酸はバランスよく保たれました。暑い年を彷彿とさせる、文旦など大ぶりの和柑橘や蜜柑の花、レモングラスやコリアンダーシードなどの柔らかなハーブ香。例年より酸が穏やかな分、甘やかな果実味が感じられます。柑橘の内果皮のようなすっきりとした苦みが心地よいアフターテイストとなっています。
料理との相性
アボカド、ゴーヤ、ズッキーニなど緑の野菜を用いた料理、ヨーグルトを使ったマリナード(漬け焼)、棒棒鶏や蒸し鶏、海老や蟹の押し寿司等と。同じ千野単一畑の樽発酵「千野甲州」と比べてみるのもお薦めです。
飲用適温は10℃前後。無濾過生詰のため澱や酒石が沈殿します。
Frog🐸が「旭洋酒 ソレイユ ヴー ブラン2020」を飲んでみた❗️
見た目
色合いは、本当に薄い、かすかなレモンイエロー。イエローの雰囲気はかなりうっすらとした感じで、透明度100%といった雰囲気。少し凛とした感じがあり、ほんの少しだけグリーンのニュアンスがあります。
香り
和柑橘の香りがします。グレープフルーツ、ポンカン、文旦などのレモンイエローの厚い皮の柑橘、そんな感じの少し酸味の強めで甘みが控えめな、そして若々しい感じの香りで、とても爽やかです。白い花のふんわり甘い香りも微かに感じます。
味わい
香りどおりの和柑橘の果実味と酸味の味わい。酸味が結構強いのですが、和柑橘の優しさがあって少しまろやかに感じます。それは、欧州の硬い水ではなく、軟水のイメージ。
グレープフルーツ、ポンカン、はっさく、文旦などの果実味、酸味のほか、すだちやカボス、ライムっぽい青っぽい苦味を感じます。また、ほんのり微かな甘みもちょっと感じます。
おいしい🐸❤️🍋
フィニッシュには、和柑橘のバラエティーの複雑味を少し感じつつも、ジューシィ感を舌の奥で感じます。ほんのかすかな微発泡を感じ、心地よいです。
”茄子の卵とじ”、”ほうれん草と茗荷のおひたし”、”枝豆”は間違いもなくGood❣️
”脂の乗ったのどぐろ”にも、なかなか良い感じでしたー❗️
Frog’s 気に入り度
Frog’s 気に入り度 3.9Frog🐸🐸🐸 お値段的にもリピートできそう❤️💚❤️
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