山形/タケダワイナリー サンスフル赤2018
1年300日以上は日本ワインを飲んでいるFrog🐸です。
「ただ飲む人」ですが、日本ワインが好きすぎて❤️、ほぼ毎日のように飲んでいる日本ワインのレビューが370種を超えました。
今回は、山形県の雄「タケダワイナリー サンスフル赤2018」について飲んでみた感想をお伝えしたいと思います。
初めてこのワインを飲んだのはもう10年以上前のことですが、「日本ワインの赤って、美味しいんだな〜。いつも飲んでいる赤(当時はイタリアメイン)とは違うけど。」とFrog🐸に思わせたワインであります❣️
商品スペック
県 | 山形県 |
ワイナリー | タケダワイナリー |
ワイン名 | サンスフル赤2018 |
品種 | 山形県産マスカット・ベーリーA 100% |
ALC度数 | 11% |
収穫年 | 2018年 |
価格 | 2200円(税込) |
ワイナリーコメント
酸化防止剤無添加・無濾過
このワインは、長年タケダワイナリーがマスカット・ベリーA種の栽培を依頼している花輪和雄氏ら天童市の栽培グループによるぶどうを用いて造られました。日本で品種改良されたベリーA種。しっかり栽培・醸造したものには濃縮感、力強さがあります。
そのぶどうを、亜硫酸を使用しない「サン・スフル」で仕上げました。ろ過を全く行わず、もちろん生詰めしたことで、ぶどう本来の味わいが堪能できる力強いワインに仕上がっています。ベリーA本来のフレッシュな赤い果実の香りと、生き生きとした酸をお楽しみください。
亜硫酸を添加せずワインに仕上げるには、腐敗果がなくPH値も低い健全なぶどうであることはもちろん、仕込み時の徹底した選果やワイナリー内の衛生管理も重要な要素となってきます。醸造では、できるだけ自然な管理とぶどうに負荷をかけないことを心がけ、ワインメーカーが随時自身の目で状態を確認し、手作業で管理しています。
また、ビン内で乳酸醗酵を継続させる手法により、酸化を抑えています。そのため、ごくわずかな発泡感があります。濃い色調で、赤い果実の香り、フレッシュな酸とタンニンのバランスがとてもよく、ぶどう本来の味わいが堪能できる力強いワインです。
Frog🐸が「タケダワイナリー サンスフル赤2018」を飲んでみた❗️
見た目
色味は結構濃いです。赤紫の中でも、紫色の色味がかなり濃く、透明度もほぼありません。紫も黒みの強い紫色です。
香り
生の葡萄のグレープジュースの香り。ベリーのちょっと甘みのある香りが、もわっと香ります。酵母っぽい香りもかすかに感じます。
味わい
香りのイメージの甘みはほとんどなく、ベリーの強い酸味と果皮の果実味をしっかりと味わえます。
味わいは、マスカット・ベリーAの可愛らしいイメージと言うよりは、やや大人めの濃いベリー感。ラズベリー、クランベリーのほかブルーベリーのようなニュアンスがあります。
微発泡とも言えないくらいの、本当にかすかな泡の感じが舌に感じられ、心地よいです。フレッシュな酸味、ギュッと凝縮したベリーの感じをしっかりと味わった後、最後に軽いタンニンと苦味を感じます。タンニンとともに、ぬるっとした鉄っぽいニュアンスもほんの少しあります。
とはいえ、全体的には軽やかな感じで、余韻はそれほど残らずにフィニッシュはさらっとすっと消えていきます。
全体的な感想
フレッシュでライトながらも、赤と青のベリーがギュッと詰まった感じや軽めのタンニンも感じられますので、幅広い和食のお食事にも合わせられそうです。普段使いにはよいですね❤️
みりん、醤油系の煮物などとも違和感ないと思います。
また、軽めのチーズやナッツでも大丈夫です。
Frog’s 気に入り度
Frog’s 気に入り度 3.6Frog🐸 ※お値段的には🐸🐸
2011年ものの評価よりは、評価がアップしていますが、ワインそのものが変化したというよりは、Frog🐸の舌がより繊細でライトなものを好むようになってきたためだと思います。
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