山梨/共栄堂ワイン(室伏ワイナリー) 胡蝶之夢・橙(K21FY-DD)
1年300日以上は日本ワインを飲んでいるFrog🐸です。
「ただ飲む人」ですが、日本ワインが好きすぎて❤️、ほぼ毎日のように飲んでいる日本ワインのレビューが400種を超えました。
本日は、山梨県の「共栄堂ワイン(室伏ワイナリー) 胡蝶之夢・橙(K21FY-DD )」について、飲んだ感想をお伝えしたいと思います。
商品スペック
県 | 山梨県 |
ワイナリー | 共栄堂ワイン(室伏ワイナリー) |
ワイン名 | 胡蝶之夢(K21FY-DD ) |
品種 | 甲州100% |
ALC度数 | 11.5% |
収穫年 | 2021年 |
価格 | 1870円(税込) |
ワイナリーコメント
薄濁った淡黄色。ココナッツやミルク、そして少しなめし皮の香りもします。口中ではグレープフルーツやグアバのような柑橘系とディルのようなハーブ。温度が上がるとバタートーストとナツメグのような厚めのスパイスも感じます。アフターはスパイシー感と柔らかな酸と塩味ですね。なかなか長い間漂ってくれます。
冷やしてもやや暖かくても対応してくれると思います。大ぶりなグラスが良いかと感じます。オールマイティーですね。やや甘めのドレッシングのサラダにもチヂミホウレンソウに醤油だけのお浸し、豚肉と豆の煮ものにも対応できると思います。鍋系最高です。寒い時期にぴったりだと思います。
醸しやジュース仕込みの甲州種を大樽とステンレスタンクで約3か月発酵熟成させました。
Frog🐸が「共栄堂ワイン(室伏ワイナリー) 胡蝶之夢・橙(K21FY-DD)」を飲んでみた❗️
見た目
オレンジワインという割にはかなり透明度が高く、そして色合いもかなり薄味です。でもイエローというよりは、オレンジというか橙が勝っています。うっすらとした山吹色ともいえます。
香り
香りは、少し氷砂糖のような甘みと、金柑や琵琶のような和柑橘の香りが、スプレーのように鼻腔に染み込んで行きます。
ほんのちょっとハーブっぽい緑感やお茶の葉のイメージもありますし、軽いなめし皮感もあります。
味わい
味わいは、金柑とハーブとお茶の葉(カテキン)。金柑というか柑橘の皮の感じの味わいが強いです。青くささを少し感じ、そして和柑橘の果実味、酸味、苦味がしっかりと感じられます。甘みはほとんどありません。
ほんのかすかなプチプチ感があり、それが口の中やそして喉につながる場所に心地よく響いてきます。
口あたりはクリーンで、水のようにスルスルと入ってくる感じ。オレンジワインという割には濁りや澱の感じはあまり強くありませんが、最後の後味に残る苦味が、微かに澱のニュアンスを感じさせます。
フィニッシュには、口蓋のほんとに奥の方でジュッとした感じをかすかに感じます。温度が上がってくると軽く中華風のスパイスを感じます。
温度感としては、しっかりと冷やす(冷蔵庫)よりも、少し冷やしたくらい(セラー13度くらい?)の方がワインのエッセンスをしっかりと味わえるような気がしました。
お料理は、”新物の天豆”、”水菜とお揚げのお浸し”、にはスルッと合いました。また、”鯛の昆布和え(正確にはほぼ鯛の皮の昆布あえ)”は、出汁の感じとの相性がよく、鯛の生臭さを洗う感じで、GOODでした❣️
全体的な印象
濁りなきクリーンなオレンジワイン。
水のようにナチュラルでピュアな、和柑橘の皮を感じるワインです。
口に含むとキラキラ感があって、フレッシュな和柑橘の味わいを感じられます。ただ全体的には結構薄めの味わいですので、自分から味を探しに行くような感じがあります。前回の秋バージョンとはかなり違う感じのワインになっています。
Frog’s 気に入り度
Frog’s 気に入り度 4.0Frog🐸🐸🐸 ※お値段的にうれしいです🤗🤗🤗
コメント