山梨・共栄堂ワイン胡蝶之夢・赤（K21FY-AK）を飲んだ感想〜日本ワイン辞典（おいしい日本ワインを巡る旅）〜

山梨／共栄堂ワイン（室伏ワイナリー）　胡蝶之夢・赤（K21FY-AK）

１年300日以上は日本ワインを飲んでいるFrog🐸です。
「ただ飲む人」ですが、日本ワインが好きすぎて❤️、ほぼ毎日のように飲んでいる日本ワインのレビューが400種を超えました。

本日は、山梨県の「共栄堂ワイン（室伏ワイナリー）　胡蝶之夢・赤（K21FY-AK）」について、飲んだ感想をお伝えしたいと思います。

（以前は四恩醸造にいらっしゃった）小林剛士さんは、ここ数年は山梨市牧丘にある三養醸造を間借りして醸造していましたが、2021年6月、いよいよ「室伏ワイナリー」として自社で醸造を開始することとなったそうです。待望の自社醸造ワイン第1弾シリーズです❣️

商品スペック

濁りを伴った淡いルビーレッドの色調。

イチゴ、チェリー、青リンゴのような果実香に、ハーブやシナモン、甘草のようなスパイシーな香り。豊かな酸に出汁感のある旨味、穏やかなタンニンで軽快な飲み口です。温度が上がるとバターやナッツのような香りも感じられます。

～醸造家の小林さんより～
鴨鍋食べたい。その他なら赤身肉も厚めで汁も強めで対応したい。お肉を焼くなら果実系のソースでワインと重層的にしたいですね。肉食べたい。

色合いは美しく、ルビーよりは暗めの赤紫色で、紫の部分がちょっと濃い感じです。一方、透明感が結構強く60%位の透明度があるので、上から見るとキラキラ光っています。また、少しオレンジピンクっぽい印象もあり、全体的にはライトで可愛いらしい感じです。

香りは、ストロベリー、ブルーベリーのような、少し甘みを感じる、でもライトなベリーの香りがします。ほんの少し深みのある黒系のベリーの香りも感じます。

香りどおりの味わいです。

非常にライトなのですが、ちょっとした酸味と甘みを感じるストロベリー+ブルーベリー+わずかにプラムといったようなベリーの雰囲気で、スルスルと口に入って行きます。

最後に軽く皮のタンニンを感じます。また、苦味はほんとにほんとにわずかに感じます。そしてほんの軽くハーヴなスパイスも。そこがただのライトなかわいらしい赤にとどまっていない少しだけ味に複雑味があるポイントになっているかもしれません。

Frog🐸的には、このワインはキリッと冷やして飲むのがおいしいような気がします。

シャープな感じがあまりないので、温度緩めてしまうと少し味がモヤっとするような気がしました。冷蔵庫でキリッと冷やすと、少しもやっとした甘さの部分が引き締まって、全体的に縦に入ってくるような味わいになるような気がしました。

ここはお好みで。

キュートでチャーミング、可愛らしい感じのライトな赤❗️

なんだけど、ただのキュートじゃない❣️
微かな渋みや苦味やスパイスが、全体的にクオリティをアップさせています🐸

Frog’s 気に入り度　3.7Frog🐸🐸 ※お値段的にうれしいです🤗🤗🤗