⭐️ちょっと贅沢／山形／酒井ワイナリー　灰鷹（ハイタカ）2018

⭐️ちょっと贅沢／山形／酒井ワイナリー　灰鷹（ハイタカ）2018

１年300日以上は日本ワインを飲んでいるFrog🐸です。
「ただ飲む人」ですが、日本ワインが好きすぎて❤️、ほぼ毎日のように飲んでいる日本ワインのレビューが370種を超えました。
今回は、山形の「酒井ワイナリー　灰鷹（ハイタカ）2018」について飲んでみた感想をお伝えしたいと思います。
酒井ワイナリーさんは、結構以前から折に触れ飲ませていただいてますが、久しぶりに赤を飲みました。ちなみに、鳥シリーズは、これで制覇=completeです🐸🤗

商品スペック

ワイナリーコメント

寒河江の契約農家さんのカベルネソーヴィニヨンを樽で1年間熟成しました。鳥シリーズの赤は猛禽類にしました。鷹の中では比較的小ぶりな灰鷹ですが、素早い動きで獲物を狙う力強さがあります。柔らかな味わいの中にも豊かなコクを併せ持つこのカベルネに重ねてみました。
透明感のある色調。甘草、紅茶(ダージリン)香があり、一方で青みもありますがこれらが相まってこなれた感じに。口当たりは滑らかで、するすると飲める味わいです。渋みが強すぎない分、お料理を選ばないワインだと思います。大きめのボルドーグラスでちょっと優雅にお楽しみください、味わいもより複雑になります。
今回ラベルを、地元在住の画家、吉田 真理さんにお願いしました。可愛いだけではない、生物の躍動感が感じられるようなラベルに仕上がりました。

Frog🐸が「酒井ワイナリー　灰鷹（ハイタカ）2018」を飲んでみた❗️

見た目

エレガントな赤紫色。グラスの横から見ると紫の色合いが若干濃く感じますが、上から見ると、縁のほうに若干茶色い雰囲気を感じつつ、また意外と透明度が高いです。

香り

深い森のシンとした黒っぽいベリーの香りとともに、バニラ香を少し感じる樽の香りも同時に感じます。シナモンのようなスパイスの感じもじわっときて、紅茶のようなニュアンスもあります。甘草というワイナリーコメントも後から読んで納得。

味わい

プラムや干した葡萄のイメージですが、濃度はそこまでありません。甘いのだけれど、甘すぎず、深い黒糖のような甘み。黒すぐりっぽいベリーの果実味。酸味もありますが、それほど強くありません。香りのイメージと同じく、ちょっと紅茶のような印象もありますね。軽快な渋みとタンニンと、ライトな、しかし深みがある甘みと黒いベリーの果実味、これらのバランスがとても良いです。

ただし、だし料理にはあんまり合わないかな？実際、だしベースの牛肉どうふとは、あまり合いませんでした。翌日、豚バラとジャガイモといんげんの中華風煮物（ハチミツ＆醤油の味付け）とは、すんなりオッケーな感じです。そして、いぶりがっこ＆チーズ（ブリー）とはまあまあ相性Good！

しばらく置いておくと、少し開いて、ベリーの酸味を感じるようになり（例えば、クランベリーとかラズベリーとかの雰囲気が出てきます）、変化が感じられます。

全体的な印象

タッチは軽いけれど、味わいはしっかりと刻まれる、ベリーのナチュラルな果実味を感じる赤ワインです。飲み始めはプラム、フィニッシュにかけて、クランベリーやラズベリーっぽい赤黒いベリーのニュアンスがやってきます。

Frog’s 気に入り度　

Frog’s 気に入り度　3.9Frog🐸🐸

想像した以上に美味しかったです。カベルネ・ソーヴィニヨンからイメージする重さがあまりないところがポイントアップ❗️重めがお好きな方にはちょっとものたりないかもしれません。ただ、お値段は、普段使いにはちょっとお高めかな〜。