北海道・小樽／OSA WINERYのO（オー）2019を飲んだ感想〜日本ワイン辞典（おいしい日本ワインを巡る旅）〜

北海道・小樽／OSA WINERY O（オー）2019

１年300日以上は日本ワインを飲んでいるFrog🐸です。
「ただ飲む人」ですが、日本ワインが好きすぎて❤️、ほぼ毎日のように飲んでいる日本ワインのレビューが400種を超えました。
今回は、北海道・小樽にある OSA WINERY「O（オー）2019」を飲んだ感想をお伝えしたいと思います。
エチケットのタイトル「della casa」にあるように、ハウスワインとして気軽に飲めるワインのようです。

商品スペック
ワイナリーコメント
Frog🐸が「OSA WINERY O（オー）2019」を飲んでみた❗️

商品スペック

県	北海道・小樽市
ワイナリー	OSA WINERY
ワイン名	O（オー）2019
品種	デラウェア92％、旅路8％
ALC度数	9％
収穫年	2019年
価格	2750円（税込）

ワイナリーコメント

＼2年連続　GI Hokkaido認定の、OSA WINERYの定番ワインです／

「O（オー）」はOSA WINERYが創業から毎年作り続けている辛口白ワインです。

コンセプトは「家庭料理を引き立てる」。日本の家庭の食卓をイメージし、幅広い味わいを受け止められるような食中酒を目指してつくりました。とくに和の煮込みや煮つけ、おせちのように少し甘濃い味わいとも楽しめるのが特徴です。2019年は天候に恵まれ、比較的アロマティックでふくよかさのあるヴィンテージとなりました。

名前は、小樽の「O」とOSAの「O」、それぞれの頭文字から名付けました。della casa（イタリア語で「家のようにくつろいで」「気兼ねなく楽しんで」という意味）というサブタイトルが示すように、飲みつかれしない柔らかな口当たり、食卓で気付くとグラスが空になっているような、ふだんの食事に寄り添うワインを目指しています。

ぶどうは契約農家さんのデラウエアと旅路を使用しています。どちらも収穫後すぐに直接受け取りに行き、ワイナリーで再度、一房ずつ香りを嗅ぎながらの選果。低圧でプレスし、ステンレスタンクで発酵。品種、農家さんごとにタンクを分けて仕込みました。

「O」は毎年、実際に家庭料理との試飲・試食を繰り返し、ブレンド比率を決定しています。今年も一つのテーブルに和洋折衷様々な味付けのお料理が一度に乗る日本の食卓を再現し、食から逆算したブレンドを検討しました。余市産デラウエアの親しみやすい香りと柔らかな飲み口に、旅路のもつ和柑橘のような香りと酸、ほのかな渋みを加えることでワインに輪郭を与え、より食が進む味わいを目指しました。　　　　　　　

【テイスティングコメント】

香り：豊かな香り。グラスに注ぐと、八朔、りんご、黄桃のような、さわやかさと優しい甘さを感じる果実の香りが広がります。温度が上がると、カモミール、木の芽、金柑のはちみつ漬けなどを思わせる香りも立ち上ってきます。

味わい：軽やかでフレッシュなやや辛口。口に含むとぶどうをほおばっているような瑞々しさと伸びやかな酸味が感じられます。中盤から完熟旅路由来の軽い渋みとスパイシーさが加わり、後味を引き締め、飲み飽きしない味わいです。

おすすめ料理・シーン：家庭料理や居酒屋料理。和洋折衷様々なお料理を一度に楽しむ日本の食卓をイメージしたワインです。ワイナリーでのおつまみの定番は、揚げかまぼこ、イワシのコンフィ（オイル煮）ゆず胡椒添え。ジューシーなザンギ、お刺身、焼鳥などは、ワインの酸味でお箸が進みます。ポン酢や煎酒・お醤油+薬味（大葉やみょうが、わさびなど）の味付けもおすすめ。ふだんのおうちの食卓を少し華やかにしてくれるワインですので、気張らずにどうぞ。たこ焼きやとんこつラーメンなど、意外な組み合わせも楽しめる1本です。