★番外編/焼鳥かなめ x 酒井ワイナリー x 四恩醸造 ワイン会

人気で入手困難なワインの造り手として知られる酒井ワイナリーの酒井一平さんと、四恩醸造の小林剛士さんを目の前に、2つのワイナリーのワインが同時に味わえるという、なんとも贅沢なワイン会に参戦してきました。

スタート時間少し前に到着したFrogたちに、小林さん自ら2013年のクレマチスロゼを振舞われます。

そして、酒井さんの乾杯の音頭とバーダップロゼから始まりました。

乾杯パートのロゼ3種です。ロゼも飲み比べてみると、いろいろですね。


クレマチス2013ロゼ
春にピッタリの、にごりあるベビーピンク色、ややトロリとした食感で柔らかい口あたりながら、清涼感ある甘みが感じられます。巨峰100%ですが、余韻に苦味があるので甘甘ではありません。


バーダップ赤ロゼ
透明感がきれいな深紅色で、マスカットベリーAの甘い香りが拡がります。軽やかですが、味はしっかり赤ワイン。香りより辛口でシャープな印象、しっかりと骨格があります。


ローズロゼ
品種はクレマチスと同じく巨峰です。プリティなピンク色ですが、クレマチスより透明感があります。ややドルチェなベリー感をライトに柔らかく味わえます。

ロゼの肴は…。

おかひじきとカンゾウの醤油麹和え

ささみのシソ巻き

そして、ローズ3種。
ローズ橙(甲州)
白ワインですが、オレンジ色がかっています。フルーツが熟した感じの甘い香りと柔らかい口あたり。甘すぎず、まったり感の中にも爽やかさがあります。

ローズ白(デラウェア)
とにかく口あたりがまろやか~。そしてなんだか濃い、凝縮した印象です。味はトロピカルフルーツのニュアンスがある甘さがしっかりとありますが、苦味もあり、そのバランスが美味しい~。

ローズ赤(マスカットベリーAメイン)
最初はライトでつややかな印象ですが、イチゴやベリーの果実味ある甘みや渋味、苦味が感じられ、味わいはボディよりかなり深いです。

酒井ワイナリーさんの白はこちら。

バーダップ白(甲州)
柑橘系の甘酸っぱい味わい深く、でも柔らかみもあり、蜜の甘い味わいもあります。余韻もあるのですが、全体的に味がピュアな感じです。

そして、再びクレマチスロゼ。飲み比べのため、かなめの大将が2012年を提供してくださいました。かなり発泡してます。美味しいっ。2013年よりもプチプチ感があり、Frogはこちらの方が好みかな。

ワインのお供の鶏たち。

水郷赤鶏のももとむね

鶏皮と清見オレンジの皮の和えもの


定番のレバー

定番のつくね

鶏の珍部位1ー白子(鶏のは初めてです)

鶏の珍部位2ーはつもと

ほかには、ネギ、アマドコロという山形の山菜、椎茸、うずらの焼き物が供されました。

アマドコロの焼き物

そして、酒井ワイナリーさんの赤。
カベルネ・ソーヴィニヨン自然発酵
一平さんのお姉さまが醸造されたそうです。美味しい~。果実味ありつつも深い渋味、苦味ある甘みを感じ、余韻も長いです。バーダップと同じく、ピュアというか凛とした印象で、山形の低い山々の情景が頭に浮かびました。

最後のシメ。

卵かけご飯

全体的に酒井ワイナリーさんのワインは、透明感、ピュア感があってキリリとしたものを感じます。山形の気候からくるものなのでしょうか。葡萄そのものの美味しさを表現されているとのこと。

四恩醸造さんのワインは、口あたりが柔らかく、瓶底に少しオリがあったりして、日本酒のニュアンスを感じます。湯呑で美味しく飲めるワインというコンセプトとのこと。湯呑で飲むと少し四角い感じになるというお話でしたので、今度いろんな器で飲み比べてみようかな…。

醸造家のお二人にワインをわしわしとついで頂き、かつ調子に乗ってかなり飲んでしまった模様です。
さすがに今晩の家飲みは、2、3杯にしよう、と思いながら、思いっきり千鳥足で家路に向かうのでした…。

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